母子家庭マニュアル

母子家庭の手当を活用しよう!シングルマザーの貧困生活マニュアル

貧困の連鎖を実感した親子

2016/06/23

貧困の連鎖を実感している親子がいます。
安月給で掃除の仕事をしていた男性の息子は、
満足に勉強もできず、父親と同様の仕事をすることに
なるのです。

私も息子も貧困の連鎖を実感しております

貧困の連鎖は確かに存在します。
私が身に染みてわかっているので確かなことです。

私は両親が離婚し、小学6年生から父親ひとりに育てられました。
父は働いていましたが、遊び癖の抜けない男でした。
夜遊びがすぎるので母と離婚したというのに、
子供を育てなければならない状況なのに、
遊びを控えることはありませんでした。

洗濯や掃除、食事の支度など家事のほとんどは
小学生の私がやっていました。
高校になるとお弁当が必要でしたが、
それも自分で用意していました。

高校を卒業すると、清掃のバイトを始めました。
そのとき同じ仕事をしていた同い年女性と
21歳のときに結婚しました。
それが今の妻です。

妻は母子家庭で育ち、私と同様に貧しい暮らしをしてきました。

22歳のときに長男が生まれ、妻は仕事を辞めました。
私は仕事の頑張りが認められ、正社員になりました。

親子3人で幸せを感じていましたが、
子供が成長するにつれて、貧困の連鎖を断ち切ることは
難しいことを実感するのです。

子供が小学生のとき、なかなか勉強ができなくて
妻に質問することがありました。
妻は中卒で勉強をまともにしてこなかったため、
教えることはできません。
高卒の私に聞いてくるのですが、私も勉強は苦手で、
教えることはできませんでした。

すると妻は、
「勉強なんてしなくても幸せになれるからいいんじゃない」
と言い、好きなだけ遊ばせていました。

その結果、息子は近隣では一番低レベルの高校に
ようやく合格できる学力しかありませんでした。

息子が高校2年生のとき、私の勤める会社が倒産しました。
私の給料と妻のパート代でギリギリの生活をしていた
我が家では、勤め先の倒産は一大事です。

すぐに新しい仕事を探しましたが、勉強もできないアラフォー男は
なかなか使ってもらえないのが現状です。
それでもすぐにお金を稼がなければならないので、
契約社員で荷物の仕分けの仕事を始めました。

深夜帯の仕事にも関わらず、週5で1日7時間働いても
月収は17万円ほどでした。
妻と2人で必死に働き、節約生活を続け、やっとの思いで
息子を高校卒業させるまで頑張りました。

ほっとしたのもつかの間、新たな問題が発生します。
就職難で息子の働き口が見つからなかったのです。

息子は何の特技もないばかりか、簡単な計算もできない
レベルでした。
そんな息子にとって、社会は厳しいものだと感じたのでしょう。
就職を諦めてしまい、家に引きこもるようになったのです。

勉強をしっかりさせてこなかった私たち夫婦の責任でもあります。
私たちは毎日のように息子に仕事をする大切さを教え、
アルバイトでもいいから働くよう説得しました。

その甲斐あって、息子は掃除のアルバイトをするように
なりました。
1日6時間で時給が850円なので、週5日働いても
月収は10万円程度でした。

息子は言いました。

「バイト先では怒られてばかりでイヤだけど、
掃除だったら僕にでもできる。」

おそらく、息子も高収入になることはないでしょう。
誰にでもできる仕事を何とかこなし、安い給料でギリギリの
生活をする。
もしかすると結婚もできないかもしれない。

やはり貧困の連鎖は存在するのです。

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