母子家庭マニュアル

母子家庭の手当を活用しよう!シングルマザーの貧困生活マニュアル

母子家庭で育った子供たちの記憶

2016/06/27

母子家庭のため必死に働いてきた母親。
忙しくてあまり子供たちを見てあげられなかったけど、
子供たちは感謝してくれていました。

母子家庭で育てた子供たちは母に感謝してくれた

娘二人が一番多感な頃、浮気性の夫と離婚しました。
先に私が家を出て、あとから娘を引き取りました。

女手一つでやっていけるのか不安はありました。
築40年の古びた2DK木造アパートという今までよりも
下がった生活レベルが、逆に現実を見つめさせ、
必ず自分ひとりでここから這い上がって生きてやる
という闘志を持たせてくれました。

でも夫からは慰謝料も養育費も一円たりともらえず、
過酷な母子家庭生活の始まりとなりました。

まずどうやって子供たちを育てていこうか悩みました。
食べていくだけでも精一杯なのに、2人の学費も
捻出しなければならない。

しかし不安がっている時間もなく、昼は保険のセールスレディ
をやり、夜はラーメン屋でアルバイトをはじめました。

最初は、問題ばかり起こしてくる夫がいなくなった事で
穏やかな生活となり、娘たちから、私の表情が柔らかくなった
とか、性格が明るくなったと言言われました。
親の離婚という辛い思いをしたにも関わらず、
私に笑顔が増えた事につられ、子供達も笑顔が増えていきました。

しかし、以前と違い私は寝る時以外いつも家を空けている
状態になり、まだ中学生の娘二人は、徐々に寂しさを見せるように
なりました。
それは次第に苛立ちとなり、反抗するようになり、
しょっちゅう喧嘩ばかりしていました。

でも仕事は休めない。ゆっくり話を聞いてあげられない。
自分の間違いはわかっていたけれど、わかっているがゆえに、
娘たちからそこを責められるとイライラしてしまいました。
仕事を減らすわけにもいかずどうする事もできなかったのです。

年頃の娘に、ちょっとだけ良い洋服の一つも買ってやれない。
テーマパークなど学校の友達に話せる場所にも連れて行って
やれない。
家がボロすぎて、お友達を連れてくるのが恥ずかしいという
思いをさせてる。

よその子より沢山我慢をさせているのはわかっていたけど、
ご飯だけは満足に食べさせなければならないという思いから、
殺伐とした雰囲気のまま生活をし続けるしかありませんでした。

現在娘たちは大人になり、今は結婚して幸せに暮らしていますが、
我慢ばかりさせた事はその後も申し訳なかったと
思い続けていました。

しかし、そんな娘たちと、あの頃どんな気持ちだったか話す
機会がありました。
それは私が思っていたのとは全く違う答えでした。

長女:「お母さん、あの頃よく夜中に高速乗って
わざわざサービスエリアのそばを食べに連れてってくれたよね。
私あれ凄く嬉しかったんだよ。」

次女:「そういえば、3人ではまったお菓子があったよね。
めちゃくちゃはまって、あのお菓子を買い占めに色んな
コンビニを はしごしたの覚えてる?私はあれが
楽しかったなぁ。」

もっと寂しかった事や辛かった事ばかりが心に刻まれているのかと
思っていましたが、楽しかった思い出ばかり次々話してくれ
驚きました。

娘が言うには、お金なんてなくても、豪華な旅行なんか
できなくても、お母さんはいつも忙しいのは知っていたし、
たまに私たちと一緒になって楽しんでくれてる笑顔を見ると
こっちも凄く幸せな気持ちになって、心が軽やかになったんだよ。
貧乏でも楽しかったね。と言ってくれたんです。

なんという事でしょう。

子供はしっかり見ていました。
満足に物を買い与えてあげられなくても、
我慢ばかりさせていても、親が笑っていれば
子供は幸せなんだという事が、本当の意味でわかりました。

母子家庭で大事なのは、色々失敗してもいいから、
母親自身が楽しんで笑顔を失わない事が
大切なんだと思いました。

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